スタッフブログ FUKUCHI REPORT
福地組のスタッフが住まいに関する様々な事を中心に日々の事、
業務、気がついた小さな事をご紹介します。
第回:2023.12.13【スタッフブログ】~インドネシアのお家~
こんにちは!
設計部のシャフィラです!
沖縄に来てから9ヵ月がたち、建築をはじめ、図面、インテリア、構造の知識が徐々に増えてきました。
建築や建物に興味深い私が沖縄の住宅を見てすごくびっくりしました。なぜかというと、同じ熱帯性気候でも、文化、習慣、建材等の影響で住宅の形やデザイン、間取図などが非常に異なります。それで、どの部分が違うのでしょうか?
一番目、基礎の構造
様々なデザインや形などがあるインドネシア住宅の中、平屋が一般的な住宅です。インドネシア平屋の基礎の形や規格材などが沖縄住宅と違い、Rubble stone Foundationを使ってセメントで接合され、Batu kali(バトゥカリ)基礎と言います。Batu (バトゥ)は石、Kali (カリ)は川である。二階建ての場合は、バトゥカリ基礎と独立フーチング基礎と合わせてつくられています。
二番目、壁の構造
戸建てを建てるとき、レンガが必至な物である。最近、レンガよりもっと安くて、軽い建材をよく使われていますが、品質的にはレンガが一番上等な建材です。壁を建てられたときにレンガだけではなく、150mm x 150mm柱を構造として使われている。そのレンガ壁が綺麗に見えるためにモルタル、セメント、Wall fillerを使い、ペンキをぬりつぶす。
三番目、建具の類
インドネシアに折り戸や引き戸などを使った平屋がありますが結構少ないです。寝室や玄関、洋室、トイレなどでいつも使われているのは片開きドアである。しかし、部屋によって建材とサイズが違う。
四番目、屋根の構造
インドネシアの平屋の屋根は通常三角形で、さまざまな形や建材などがあります。切妻や寄棟、方形、片流れなど屋根形状がよくつかわれています。理由としては、熱気が直接室内に入らず、屋根と天井の間に溜まるためです。 また、雨水が流されやすい三角屋根を採用しました。
五番目、玄関がありませんが来客間があります。
ドイツやオランダなどの建築様式から影響を受けているためインドネシアの一般平屋のデザインには玄関がありません。一方、ご近所たちの家や親せきの家に伺うのはインドネシアの一つの習慣である。その習慣を対応するには、居間が必要となります。リビングと違って、普段居間はエントランスから一番目の部屋であり、ソファーとテーブルしか用意されてなくシンプルな部屋です。それを加えて、フェンスを立てる平屋は通常なものなので、ご近所さんやゲスト
の方が伺うときにはポーチにすぐ入るわけではなくて、フェンスの裏側から確認できるのです。
建物や住宅、施設などであるのみならず構造、規格材に関しても色々学べるのはすごく楽しいことです。分からないことが山ほどありますが、沖縄にいるうちに様々なことを学びたいと思います。仕事も勉強も頑張っております!