スタッフブログ FUKUCHI REPORT
福地組のスタッフが住まいに関する様々な事を中心に日々の事、
業務、気がついた小さな事をご紹介します。
第回:2021.04.05【スタッフ&ブログ】スマートシティを視察してきました!
こんにちは、福地です!
突然ですが、みなさんはスマートシティという言葉を聞いたことがありますか??
スマートシティとは、たとえば、CO2を削減するために街全体の電力消費を抑える、災害で被害を被っても電力網や交通網の機能が停止しない、あるいは、お年寄りや子供たちが安心して暮らせるようビッグデータを活用して便利なサービスを提供する、というような地域の課題を解決するまちづくりです。
現在 世界の各地でこの取り組みが行われています。あるコンサルの統計によれば、スマートシティの市場規模は、毎年10%程度ずつ拡大して、2025年には110兆円にまで拡大する予想もあります。
日本の代表的な取り組みとして、企業推進型でトヨタのウーブンシティ、自治体の取り組みでは、横浜市、さいたま市のスマートシティがあります。
今回私たちは、その中の一つのさいたま市のスマートシティを視察してきました。
実は、さいたま市は日経新聞のSDGs先進度ランキングで、2020年にNO1の街としても評価されています。
さいたま市長のリーダーシップで、低炭素社会の実現と、高齢化が進んでも住民が暮らしやすいまちづくりを目指しています。
・さいたま市のスマートシティの特長は、
- ① 高い品質と優れたコミュニティデザイン:一つ一つの住宅が、HEAT20 G2という省エネ性・断熱性の高い仕様で、冷房暖房に頼らずとも一年を通じて快適な環境を維持することができます。
また、住宅と住宅の間に、コモンスペースをもうけて、その中に電線・通信網を地中埋設し、電線のないすっきりした空間を実現しています。災害時に電柱が倒れて二次被害にあう恐れもありません。
② 分散型エネルギーシステム:各住宅には、太陽電池と蓄電池が設置されており、戸建住宅と周辺のコンビニエンスストア、イオンモールなどをデジタルグリッドでつないで、災害時に系統電力が途絶えても自立できるエネルギーシステム網を構築しています。
- ③ 脱炭素型の新しい地域交通: EVカーシェアリング、EVバイク、EVバス等との組み合わせにより、地域住民や、地域外の人の移動の利便性を高める取り組みもこれから本格的に行われる予定です。
また、一般社団法人 アーバンデザインセンターみその(UDCMi)と連携し、各住戸に設置されたHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を通じて、地域のお得なサービス情報を配信するサービスなども計画されています。
今回、私たちが視察したさいたまスマートシティで採用された住宅は、じつは当社の次世代機能性住宅「ココウチ」と同じソーラーサーキット工法をベースにしています。
ココウチの省エネ性能や設備技術が、いかに時代の先端をいっているか再確認できた点でも良い視察になりました。
スマートシティときけば、近未来的な街を想像しますが、さいたま市の事例は、人と人の交流を重視した、住民・地域・地球にやさしい街づくりでした。
沖縄でも、こんな取り組みが増えるといいですね!