スタッフブログ FUKUCHI REPORT
福地組のスタッフが住まいに関する様々な事を中心に日々の事、
業務、気がついた小さな事をご紹介します。
第回:2022.01.19【スタッフブログ】FUKUCHIの窓から vol.1
〜 中小企業が日本を元気にする! 〜
日本の企業数全体のうち、99.7%が中小企業です。
従業員数でも約69%が中小企業で働いています。
言い方をかえれば、日本経済は中小企業によって支えられているといっても、過言ではありません。
かくいう私は、大学を卒業した後、新卒の就職先として三菱商事を選びました。
いわゆる「大企業」です。
父親の仕事が中小の建設業でありながら、
それまで「中小企業」というものを、あまり意識したことがありませんでした。
転機は入社4年目の2010年に、子会社に出向した時のこと。
その子会社は、
全国で農業用のトラクターなどを販売する北海道に本社がある会社で、
社員が約500人、私が配属されたのは社長室(要するに経営企画室)で、
社長の経営判断を助けるために、全国を巡回して販売店の情報を集めるのが任務でした。
ある日、いつもどおり成績不振の原因を探ろうと、とある地方の販売店に出張しました。
事前に販売員・サービス員の活動履歴をチェックして、現場調査に臨みます。
現地に到着すると、
まずは担当者に同行して活動の様子を観察しながら、お客さまを訪問してその声を集めます。
巡回が終わると、
結果を総括して、成績不振の原因と対策をレポートにまとめて社長に報告して完了です。
夜は、販売店の人たちとの懇親会。
地元料理や地酒を酌み交わしながら、つかの間の本音トークが繰り広げられます。
そこで語られるのは、
日本の農業の厳しい現状と、彼らが農家のお客様を支えようと懸命に模索する熱い姿勢。
その話を聞きながらハッと気づかされました。
本店や経営側では成績不振ばかりに目が行きがちですが、
現場にはそれ以上に向き合わなければならない現実があります。
酔った勢いで議論も熱を帯びてきます。
時には、「お前みたいな若造に何がわかる?」と、凄まれることも。
それくらい現場は必死で、誰一人としてさぼってなんかいませんでした。
それ以来、わたしの出張の目的は、販売不振の原因を探りながらも、
現場が抱える問題をいかに経営に繋ぐかということにより軸足を置くようになりました。
現場の努力や思いをしっかりと社長に伝えたい。
そう意識を変えてから、現場の人たちとのコミュニケーションもよりスムーズになりました。
2013年に、子会社への出向期間が終わって三菱商事に帰任になりました。
その時も出向先の方々から「また戻ってこいよ」と声をかけてもらい、
仲間として認めてもらえた気がして嬉しかったのを覚えています。
この出向は、それまでどこか地味だと感じていた中小企業に対する印象をガラッと変えました。
むしろ中小企業の地道な活動によって、日本の地方や産業が支えられている、身をもってそう感じる貴重な経験でした。
▲ 北海道での記念写真
2018年に三菱商事を辞めて家業に戻ることを決めました。
私が今まで経験してきたことを地域や会社に注いで、福地組を通じて地域社会を活性化したいという思いからです。
そして、そういう思いを抱いていると全国の同志たちとも繋がってきます。
いま、一般社団法人ベンチャー型事業承継のメンターをさせて頂いています。
そこでも、毎月オンラインサロンなどで、
全国のアトツギがそれぞれの社業について情報共有やディスカッションを繰り広げています。
とても刺激的で活動的なメンバーが中小企業をそして日本経済を盛り上げています。
詳しくは、コチラ!
福地組は建設という手段を通じて、沖縄の地域経済やまちづくりを支える存在でありたい。
活力のある中小企業が増えれば日本はもっと元気になる、その思いを胸に励んでいます。
私たちがこれからどんな価値を提供できるのか、
「沖縄を、日本で一番ワクワクする街へ。」をビジョンにして、挑戦していきたいと思います!
今後、不定期ではございますが、
弊社社長のコラムを掲載していきたいと思います!
福地組 広報チーム