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スタッフブログ FUKUCHI REPORT

福地組のスタッフが住まいに関する様々な事を中心に日々の事、
業務、気がついた小さな事をご紹介します。

第回:2022.04.17【スタッフブログ】FUKUCHIの窓から vol.3

建設業の人材確保は難しい?

 


 

建設業は「人材の確保が難しい」とよく言われます。

確かに一般的には3K(きつい、危険、汚い)のイメージがあり、採用が集まりにくいかもしれません。

しかし、中小企業では大手と違い、毎年数人の採用で足りるので、企業側の工夫によって十分に人材を集めることができると考えています。

 

要点を整理すると以下の4つです。


      • ① 人材確保に向けて企業側から積極的に営業活動を行う。
      • ② 見込みのある相手に対して、多様な方法で、複数回アプローチする。
      • ③ 入社後にしっかり育てる。
      • ④ 経営自らが採用活動に関与し、候補者に直接思いを伝える

 

まず1点目の、人材確保に向けて企業側から積極的に営業活動をすることについて

 

顧客への営業活動には力を入れても、採用に対してはネットでの求人掲載やハローワークの募集のみで待ちの姿勢になっているケースが少なくありません。

人気企業でない限り、入社希望者が自ずと集まってくることは期待できないので、まずは、“ 自社のことを知ってもらうためにこちらからアピールする ” 必要があります。

 

当社では入社時期から逆算して、各専門学校を訪問し企業説明を行っており、また中身についても、ありきたりな会社説明とならないように工夫しています。

例えば、現場技術者を採用したい場合には若手の現場技術者が説明するなど、臨場感をもって実際の業務内容が伝わるようにしています。

 

▼ 個別企業説明会の様子

 

興味深いデータがあります。

これまで当社の企業説明会に参加した学生にアンケートを実施したところ、回答者全体の約3割が、説明会に参加するまで「福地組を知らなかった」と答えました。

また、別の質問で「説明会後に福地組の印象が変わったか?」と聞いたところ、95%が「印象が変わった」と答え、そのうち70%以上が「福地組の採用選考に興味がある」と回答しています。

これらのアンケート結果からも、企業説明会を通じて学生が初めて当社を認知し(思っている以上にまだまだ学生には知られていない・・・・)、かつ同時に興味をもつに至るまでの変化を確認することができます。

 


 

2点目は、ご縁のあった候補者のうち見込みのある相手に対しては複数回アプローチします。

 

恋愛で一度フラれても諦めずに何度も告白するかのごとく、自社のビジョンや職場環境、働く仲間に期待することなどを説明します。

また、アプローチ内容もその時々で、相手の関心度合いに合わせて変えています。集団説明から個別対話、1dayインターン、長期インターンなど、ベストな方法を提示し、自社をより理解してもらいます。

 

ここでのポイントは、“ 企業と学生の立場はフラットだ ” ということ。

候補者にも企業を選ぶ権利があります。よって、仕事を通じて何を実現したいか相手の考えを引き出しながら、福地組の環境が適しているかどうかについても確かめています。

 

▼ 学生インターンの様子

 


 

3点目は、入社後にしっかり育てるということ。

 

今の時代、一見遠回りに見えても、新卒のような経験のないメンバーを育成する方が、即戦力を探すより早いこともあります。

例えば設計士を採用したい場合、資格者を求めてもなかなか見つからないですが、新卒社員を実務で教育しながら資格取得に対してのインセンティブや研修機会を提供することで、数年で一人前に育てることを目指しています。

また、新卒を育てる過程で若手社員が先輩として教える側に回るので、若手の成長を促進する相乗効果も見込めます。

当社でも、入社後のOJTや研修、目標管理・レビューを通じたフィードバックなど、新人や若手の成長を促進するプログラムを整備しています。

 

▼ 社員研修の様子

 


 

最後に、経営自らが採用活動に関与し、候補者に直接思いを伝えることです。

“ 人材が必要なのは人事部でも現場の担当でもなく経営者自身”です。経営者が直接語り掛けることで、相手の関心や当事者意識を高めます。

 

相手も本気なので、こちらも真剣になって対峙します。

計画段階で、どのポジションに何人必要かを見定め、入社したメンバーの育成まで考えた上で採用に臨まなければなりません。

また、これからは、必ずしも内部採用ばかりではなく、外部人材や副業人材の活用サービスなどの選択肢も増えています。

これらの新たなリソースをどう活用できるかという点でも、経営の方針が重要になります。

 


 

当社の採用に関するこれらの取組みも、ようやく仕組み化ができてきましたが、まだまだ改善の余地もあります。

 

企業のパフォーマンスは、そこで働く人材のパフォーマンスの総量です。

また、会社は社会の公器といわれるように、雇用をつくり、人を育てることが企業の社会的責任であると考えています。

採用と人材育成をセットで行うことで、成長速度が何倍にも加速できると信じて、これからも組織を活性化し続けます!

 

採用ページもリニューアルしましたので、ぜひご覧ください ▼