スタッフブログ FUKUCHI REPORT
福地組のスタッフが住まいに関する様々な事を中心に日々の事、
業務、気がついた小さな事をご紹介します。
第回:2022.07.18【スタッフブログ】FUKUCHIの窓から vol.4
「個人の思いが業界を変えていく」
こんにちは、福地です。
前回開催した介護福祉施設のイベントからとても学びが多かったので、ここで紹介したいと思います。
- ①「高齢者リハビリ」×「放課後デイ」×「就労支援」の画期的な取組
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- 福地組では、医療・介護・福祉分野の施設建設に力を入れています。
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これから超高齢化社会をむかえる中で、医療や介護事業の存在が、我々の生活にとって益々欠かせなくなってくると考えているからです。
その活動の一環として、先月、実際に当社で建設した介護施設のイベントを行いました。
会場となった施設は、
高齢者の「リハビリ施設」と、ハンディキャップを持つ子供たちを受け入れる「放課後デイ」が組み合わさった画期的な施設です。
イベントの参加者には、この複合施設の取組みを紹介することも兼ねています。
施設を経営する㈱サポートプラスの當山社長は、元々、未就学児向けの放課後デイを運営していました。
その子たちが中学生・高校生になっても受け入れることができる居場所をつくりたかったことが、この事業を始めたきっかけとなっています。
高齢者の方々にとっては、子どもたちとコミュニケーションをとることで生きがいを感じ、
子どもたちは、人生の先輩たちと触れ合うことで学び、またその身の回りのお手伝いをすることで心を育みます。
そして、彼らの自立のための就労の練習を兼ねています。
- ②社長の思い
イベントでは、施設のデザインや設計上のこだわりを参加者に見せながら、
當山社長がどのような思いで新設することを決めたのか、これまでの背景などを聞くトークセッション形式としました。
新しい施設に移った背景として、以前の施設が狭く、コロナの対策が取りづらかったことがあります。
広い施設に移ることで、トイレを複数もうけたり、換気性能を高めたり、回廊動線にして作業が混みあわないようするなど、スタッフが安心して働ける環境を作りたかった。
そして、特に印象に残ったのが、
施設をオシャレで開放的なカフェ風デザインにした理由として、ここで働く介護スタッフが、モチベーションをもって働ける空間にしたかった、ということ。
介護の世界は、利用者やそのご家族への責任もあり、大変なお仕事です。
当然、働く中での精神的な負担もあります。
そんな中でも、時にはリラックスできて、スタッフが働きたいと思える空間をつくりたい。
そのため、天井の高さや空間の見せ方にもこだわったそうです。
また、新しいスタッフを採用する際にも、
施設が綺麗でカッコよければ、その親御さんにも「ここなら安心」と認めて頂ける。
まだまだ過酷なイメージが強い介護業界を変えたいと、そんな當山社長の思いが込められていました。
- ③次世代の人材にチャンスを与える
㈱サポートプラスでは、スタッフのキャリアアップにも真剣に向きあっています。
社長ご自身は、元々東京で消防士をしてから、地元の沖縄に戻ってきて、ある病院のデイケアのスタッフからスタートしたそうです。
その後、独立して、今では自分の事業所を持つに至りました。
自らと同じように、やる気があるスタッフには、
将来事業所の運営全体を任せるようなキャリアアップの流れをつくっていくことを構想しています。
今まで自分を育ててくれた方々に感謝しつつ、
介護業界への恩返しも兼ねて、やる気がある若者にチャンスを与え、マネジメントの指導もしていく。
その理想を実現するために、新しい事業に自ら積極的に挑戦し、また、拠点を新たに開設して活動のエリアを拡げている、そう熱く語られていました。
『介護業界のイメージを変える』
これが當山社長の経営の原動力となっています。
福地組が関わる建設業も、世の中ではまだまだ3Kのイメージがあります。
しかし、実際は、街づくりや、人々の新しい生活や活動の拠点に直接的に関わり貢献できる。
例えば、今回のサポートプラスさんや當山社長の「思い」を実践する場づくりをお手伝いできる、とてもやりがいのある仕事です。
業界は違えども、今回の當山社長の考えには、とても共感するところがありました。
そして、サポートプラスさんのように、挑戦している人達がより活躍できるように、
Beyond the Valueの精神でこれからも医療・介護・福祉業界に対して福地組が提供できるサービスを磨いていきます!
當山社長、貴重なお話をありがとうございました!