スタッフブログ FUKUCHI REPORT
福地組のスタッフが住まいに関する様々な事を中心に日々の事、
業務、気がついた小さな事をご紹介します。
第回:2024.03.01【スタッフブログ】~台湾のリノベーション~
こんにちは! ㈱リノベースの平良です。
今回は、3名で台湾にリノベーションされた建物の視察に行ってきました!
ブログには書ききれない量の感動と学びがあったのですが、その中から3点特に印象的だった建物を紹介していきたいと思います!
- ●そもそも何故台湾に視察に行ったのか
沖縄県に近い台湾は実はリノベーションが盛んなんです。
理由としては、建物や街の歴史的文化価値を深く大切にする考え方が根付いているためです。
永らく使われていなかった歴史建築物を「文化的創造地区(文創)」として再活用するという考え方が台湾では浸透しています。
- ●迪化街見学
古い建物を活用してオシャレな内装工事を行うことで、新旧がMIXされたオシャレな空間がありました。
また、建物の一部を壊してテラスを作るなどの造りもリノベーションならではだと思います。
100年以上前に造られた木造の建物を鉄骨で補強し長く大切に建物を利活用しています。
- ●松山文創園
こちらは日本が建築したたばこ工場をリノベーションした建物で、デザイン研究所が入っています。
リノベーションとは少し外れるのですが、「消火器」のデザインが特に印象的でした。白いオシャレな形をした消火器など色々な種類のデザインがありました。
「わかりやすさ」「使いやすさ」に対してリサーチを行いよりわかりやすく、より使いやすくデザインをしなおした消火器を行政に申請し許可をもらい使用できるとのことです。
古くからあるものを現代の人が使いやすいようにデザインしていくことが身近であることに驚きました。
こちらの建物も中で「どのように過ごしたいか」という目的ごとに使いやすくオシャレに工夫された部屋が多くありました。
●駁二共創基地
こちらも日本が昔作った銀行をリノベーションして作ったコワーキングです。
主にスタートアップ企業をターゲットにしています。
近隣がアート特区になっており、多くのアーティスト施設に誘致する工夫を行っています。
国策も支援しアート、デザイン、リノベーションを活用して古い建物の集まった街を観光資源として再生し、若い人だけでなく海外の人の誘致にも成功しています。
他にも多くの場所に視察に行きました。
私は、18歳まで沖縄県で育ち、18年ぶりにUターンして沖縄県で生活をしています。
Uターンで戻ってきた時に、ホテルが多く出来上がっており、コンビニが増えてディスカウントストアまでできてすごく便利になった一方で、小さいころに過ごした沖縄の景観や雰囲気や景観が新しいものに変わっており寂しさも感じました。
古き良きものや文化を残しつつ現代版にアレンジしていく台湾の考え方は、沖縄でも見習うことが多いのではないか、むしろ合っているのではないかと思います。
視察した中で感じたことを大切にしながら、沖縄の街づくりに関わる建設業界の社員として一から仕事に臨みたいと思います。