スタッフブログ FUKUCHI REPORT
福地組のスタッフが住まいに関する様々な事を中心に日々の事、
業務、気がついた小さな事をご紹介します。
第回:2024.11.19【スタッフブログ】「学生×企業おきなわSDGs協創プロジェクト」まちづくりアカデミー発表会
皆さんこんにちは!総務部の山城です!
9月21日(土)、Have a good dayにて「学生×企業おきなわSDGs協創プロジェクト」の一環として、まちづくりアカデミー発表会を開催しました。
まちづくりアカデミーは、沖縄が抱える地域課題に対して、参加者同士がスキルや経験を共有し合いながら、実践的なアイデアを生み出していく参加型コミュニティです。
今回の発表会は、通常のアカデミーとは異なり、学生さんたちがメインの参加者となりました。参加いただいたのは、『沖縄尚学高等学校』『宜野湾高等学校』『キリスト教学院大学』の皆さんです。
学生たちはSDGsやまちづくりについて、それぞれの視点から【①空きビルの活用法】【②Have a good dayの活用法】について議論を重ね、8月から発表会に向けて準備を進めてきました。
Aグループ
- 【①】:カフェ×自習室 コンセプト=長時間の作業をより快適に
ゆっくりしたい時、勉強したいときにでも気軽に長時間利用できるカフェ
- 【②】:骨格診断・パーソナルカラー診断×アパレルショップ
コンセプト=気軽に誰でも自分を見つけられる場所
骨格診断やパーソナルカラー診断の結果に合わせた洋服やアクセサリーを見つけられるアパレルショップ
Bグループ
- 【①】カフェ×ライブハウス コンセプト=みんなで盛り上げて活気のある場所に
平日はカフェ、休日はライブハウスとして運営し、バンド活動のできる場所
- 【②】ワーキングスペース×ジム コンセプト=仕事をしながら健康に
勉強や仕事の合間にジムスペースでリフレッシュしながら、作業を進められるワーキングスペース
上記がそれぞれのグループの発表内容となります。
8月上旬に初めての意見交換会を開催したとき、生徒たちはまだ自分の意見をなかなか口に出せない様子でした。しかし、2回目、3回目と回を重ねるごとに、どんどん意見を言い合う姿が見られるようになり、意見交換もスムーズに進むようになっていきました。そんな彼らが、今回の発表会で集大成を見せ、来賓の皆様の前で堂々と自分たちの意見を発表している姿は、本当に輝いていました!
発表会には、那覇市の副市長である古謝玄太様や、東町の地域コミュニティであるサンシャイン通り会の森山会長、Have a good dayの会員でもあり、I AM I株式会社 代表取締役の亀岡紗奈様をはじめ、約10名の方々が足を運んでくださり、生徒たちの発表を見守ってくださいました。本当に感謝いたします。
この度、初めてまちづくりアカデミーに参加させていただき、那覇市を中心とした沖縄の空き家・空きスペースが抱える問題に目を向けることができました。
空き家や空きスペースが増えることで、街の活気が失われ、治安の悪化、地域景観の悪化、防災リスクの増加といった様々な問題が生じます。
また、一度建物を更地にして新しい建物を建てると、建築資材の価格高騰によるコスト増加や、それを回収するための高い家賃設定が必要となり、地元の人々が地元に住めなくなるという「一方通行な開発」が進んでしまう可能性があります。
だからこそ、「今ある建物を再利用する」という視点が非常に重要だと感じました。
発表会で使用したHave a good dayがある東町ビルも、元々はこうした問題を抱えていた建物でしたが、リノベーションによって空きスペースをコワーキングスペースに変え、人の流れを生み出し、活気あるまちづくりを実現しています。
こうした例を見ると、空きスペース・空き屋を上手に活用することで、地域全体が元気になり、まちづくりの可能性が広がることを改めて感じました。
れからも、このような視点で沖縄の街をもっと魅力的にできる方法を考えていきたいと思います!