スタッフブログ FUKUCHI REPORT
福地組のスタッフが住まいに関する様々な事を中心に日々の事、
業務、気がついた小さな事をご紹介します。
第回:2024.12.02【スタッフブログ】中堅社員研修2024~ラテラルシンキングとは~
こんにちは!設計部の宮北です
先日、中堅社員研修が行われました!
福地組では毎年、「新入社員研修」「若手社員研修」「中堅社員研修」「管理職研修」と、全社員向けに研修しており、毎年異なるテーマを設定して社員のスキル向上やキャリア成長を目的として実施しています。
今回の研修テーマは「ラテラルシンキングの考え方」です。
ラテラルシンキング・・・初めて耳にした言葉でした。
一体どんな考え方なのか、研修で学んだことをご紹介したいと思います。
まず始めに、ラテラルシンキングとは?
ラテラルシンキングとは、「既成の理論や概念にとらわれず異なる様々な角度から物事を見ることで、自由なアイディアを生み出すための思考法」とのこと。
つまり、常識に縛られない自由な発想!!とりあえず現実的な制約条件を一旦無視して、頭に浮かんだアイデアを口にする!ということらしいのです。
そのことを理解した上で課題が与えられました。
課題:自身の業務において「常識に縛られているな」「本当にこれでいいのかな?」と思う業務は?
自由な発想でいいはずなのに、色々と考えてしまい、なかなか言葉が出てきません。
3分の制限時間で出たのは3つだけ。「紙の利用法」「マイカー利用について」「固定電話の必要性」・・・
グループの意見も聞いてみると、「フルタイム出勤」「水廻り設備の配置場所」など、専属部署ならではの意見もあり、なるほど!と意見が飛び交いました。
講師の先生からは、「まだまだ頭が固いよ~!」と言われ(笑)、次は「ラテラルシンキングを鍛える5つの方法」について学びました。
5つの手法のうち、【改善法】と【合体法】について紹介します。
まず、改善法では、既存のサービスに関する要望(不満)をお客様からヒアリングし、それをベースに企画を考える。お客様の本当の声(不安や不満)を知ることが、発想に繋がる。という手法です。
ここでも課題にチャレンジ!!常識に捕らわれず、実効性がなくてもとりあえずアイデアを沢山出す!
少しずつ、発想が柔軟になり言葉が出てきました!
でも、まだまだ心の中の何かが邪魔している気がします・・・
次に、合体法では、ある分野の物と別分野のものを合体させて新しい発想を生み出す。そこから新サービスや新企画を考える、という手法を学びました。
私たちグループからは<リノベ>と<家具屋>を合体させて、≪ビンテージリメイク家具販売≫というアイデアが出ました。さすがリノベメンバーです!リノベーション工事の際に家具を処分するお客様が多いことから出たアイデアでした。
また、現場代理人からは<施主配筋検査>と<カフェ>を合体させて≪3時ジャ~検査≫
現実的に考えてしまうと出てこない発想ですが、どんどん意見が飛び交って楽しくなってきました。
午前の講義はあっという間に時間が過ぎ、お昼時間。
ランチタイムは日頃関わりのない他部署メンバーともゆっくり会話ができて良い機会でした(^^)♪
午後の講義は、まだまだラテラルシンキングを鍛えていきます!
次は「右脳を使った発想」です。右脳的な考えとは??
一般的に左脳は数学的、論理的、言語的な機能を持つ脳で、論理的に考えます。一方で、右脳は、非言語性、感覚性、音楽・絵画性などをつかさどる脳で、ひらめきや直感は右脳の働きによるもの、とのこと。
右脳を使うのはセンスが問われそう・・・ですが、大事なポイントは、
- 誰かが既にやってるかも?スケールが壮大すぎるから無理かも、と思いついたアイデアを捨てない!
- ちょっとした違いを大切にする!
- 内容の“質”にこだわらず、とにかく多くの数を目標設定してアイデアを出す!
→10個くらい~と考えると、10個アイデアが出るとそこで考えることを辞めてしまう!
また、右脳を鍛える方法として「連想的に考え、埋もれたアイデアの元を掘り当てる」という連想法は、とても簡単で、「○○といえば・・・」と思い浮かぶものを次々に書き出していきます。
連想方法には「芋づる式」と「枝分かれ式」があり、ひとつの言葉から複数の情報を連想していくうちに、ユニークなキーワードに行き当たることができます。
そのほかにも、ブレーン・ストーミングも学び、再び課題に挑戦!
『沖縄県の人口を10年で倍にする方法は?』
3分間で30個を目標にアイデアを出していきます。
研修開始時よりもみんなの発言も多くなり、どんどん意見が出ました!30個には届きませんでしたが、タイムリミットまで絞り出すように脳をフル回転していました!
そのほかの課題でも、学んだ手法を使って様々なアイデアを出すトレーニングを実践しました(^^)/
冒頭の課題で、私の心にひっかかっていたものはモラルや理性によるもので、それにより自由な発想が難しかったのだと気づきました。それを開放し、手法を活用することで、広い視野で物事を見ることができ新しい発想が生まれるのだと感じました。
最後になりますが、今回学んだことを日常に取り入れながら、発想力を磨き、凝り固まらない柔軟な考え方を心掛け、社内の課題解決や業務効率化にも繋げていきます!